手術後の状況と心模様
下肢静脈瘤焼灼手術後の診察の日である。
昨夜は、寝ていて時々感じる痛みに我慢するのはやめて、いただいた鎮痛剤を夜中に飲み眠る。脚はだるい。パンパンに張っているような感じがする。傷口にガーゼを当ててあり医療用ストッキングをはいている。
診察室に通され
「ガーゼを外しておいてお待ちください。」
外していいのかと嬉しい気持ちと裏腹に恐る恐るストッキングを脱ぎガーゼを外す。
えっ⁉️
あらわな傷口。
こんなことになっていたのね。
かわいそうな感じが満載である。
眼を反らそうにも見てしまう。
これでよかったのか?
失敗とかじゃないのか?
薄く不安感が・・。
待つこと10分。
「お待たせしました」
医師が入ってくる。
傷口を見て
「きれいになりましたね~。」
(へっ?)
(どこが、何が⁉️)
「うん。いい感じです。」
おずおずと言い出す私。
「あのー、きれいとは?」
「ボッコリとした膨らみがないでしょう。ほら、きれいに平らになっている。」
(あー、そういうことか。確かに)
医師と患者の視点の違いに気づく。
術後の患部の状態は重要だ。
「あのー、ガーゼを外して見るのが初めてで正直、この赤い状態にショックを受けているんですが」
「あぁ、そうですよね。驚きますよね。この色は次第になくなります。どこかに強打してアザになったりしますよね。そういうことと、言わば同じですから。より早くなくなるようにローションをお渡ししますので塗ってください。」
そーなのか。
「手術は成功です。今日からお風呂入ってもいいですよ。ストッキングは夜脱いで大丈夫です。日中は、履いて一週間後に来てください。」
(お風呂は嬉しい。)
「1週間は走ったりできませんよね?」
「はい。」
(これ、守らないと。守れるかな?いや、守らないとアカン❗️)→言い聞かせる。
見た目だけで判断していた自分に苦笑しつつ
医師の言葉にホッとする自分。
しばらくはストッキング着用生活だな。
ストッキングの上にフイットするパンツだと締めつけるので何だか嫌だなあ。私はピッタリしたパンツしか持っていない。
帰りにUNIQLOで脚が隠れるロングスカートを買って帰ることにしよう。
普段スカートをはくことはゼロに等しい私。
こういう仕方がない場合だと、変化を積極的に採り入れるから面白い。
スカートは秋色のものを選んだ。
2つも買っちゃった❗️