mariaki929’s diary

自分のままに

「お母さんのこと信じてなくてよかったよ」と言われて

時は3月。
あるイベントを次男にすすめてみたところ快諾して参加することになった。参加費用は私が持つことになり前払いをしておく。


そしてイベント当日。
参加した次男からこんなLINEが入っていた。


お金が未払いだった。自分が払ったので後で返金をお願いする。


とのこと。


私は未払いだったことに驚き、腑に落ちず即刻 調べたところ私の完全な勘違いであり当日払いのイベントだったことが判明。

(ガーーン)



帰宅してから私は
まずは次男に自分の落ち度として謝る。
そして、完済か未払いかを言い争いとかにならなかったかを聴いた。

するとこんな返答が・・・・

「いや、その点は大丈夫。オレ お母さんのこと信じてなくてよかったよ。お母さんのことだから何かやらかしたのかもなと思ったから。」
笑顔でさらりと言っていた。

ここからは私の感じたこと。

あぁ、彼は私のことをまるまる信じることをやめたんだな。彼の持つ価値観は完璧主義に近いものであった。今までの彼だったらミスをした私を許さず なじっていたであろう。自分の信じる母親像と現実の母親が食い違うことでその差に絶望し苛立ちを感じる傾向があった次男。今までにその食い違いのことで何度も話をして来た。次男の思いと私の思いは異なる。似ているところや共通点はあるが全く同じではない。数ヵ月に渡り深いところまで話をした。



という背景から今回の次男の言葉は私という母親に対してダメなところを許したことに 私は感じられた。

彼の抱くf:id:mariaki929:20190321022201j:plain完璧な母親像を手放したのだとも思えた。


その後次男は 参加したイベントについて語った。食関係のイベントだったので どんなに美味しいものが出たのかを話していた。

彼は わざわざ鞄にメニューを取りに行き
説明を始めたので 私は思わず身を乗り出して聞いていた。
本当に美味しいものを作り手の思いを聞きながら食べたことが伝わってきて私まで食べたい気持ちになった。


次男は 美味しいものに出会えたことを嬉しそうに話していた。



「オレ、お金を持ち合わせていてよかったよ」


「そうだよね。私も、そう思ったよ」


次男は 美味しいソーセージなどを会場で買ってきていて見せてくれた。


彼は嬉しそうだった。
そして その笑顔は久々だなと私は感じた。