mariaki929’s diary

自分のままに

母親の仕事とは⑤

保健所からのアドバイスが実際には自分には無理なことだとわかった。

状態は変わらず「いつやるのか」そう聞かれることに胸が苦しくなる自分だった。

次男と目を合わせることを避けそうになる自分もいた。
(実際は避けていたかもしれない)

私は保健所で紹介されたカウンセリングを受けることにした。

自分のメンタルが落ちているわけではないが、メンタルが落ちている人との関わり方がわかるかもしれないと
保健士さんに言われたからである。
ちなみに次男はカウンセリング受診を拒否していた。過去にも何度か薦めたが
「何のためにわざわざ知らない人に自分のことを話さなきゃならないの?お母さんに全部 話しているから俺は必要ない。病院は治してもらいたい人が行くところだ。生きるエンドを決めたので俺は困っていない。」
という理由からである。


ある朝、次男から話があると言われる。
「自分はこんなにもがいて変わろうとしているのに、そっちは何をしているの?何か変わろうとしているのか?」
私は
「変わろうとしている」と答える。
カウンセリングを受診すること、今日が予約日だと告げた。
ふん、と聞いていた次男。


その午後、カウンセリングに向かう私の携帯にLineが入る。
次男からである。

「俺もカウンセリングを受けたい。今日の何時からなの?」

これには 突然の話に驚いた。


知らない誰かに自分の話をすることに抵抗感が半端なかった次男だったから。

裏を返せば、彼も藁をもつかみたいほど追い込まれていたのかもしれない。

そのカウンセリングの規則として 二十歳以上の受診の場合、本人が申し込み予約をすることが前提条件としてあった。
規則を次男に告げると、即行で予約を取っていた。