mariaki929’s diary

自分のままに

朝からトマト3個を切る

仕事に行く日の朝は忙しい。

 

最低でもお弁当の用意だけにし

なるべくキッチンには立ちたくない。

 

遅番でゆっくり出勤のせいか

暑さで早起きしてしたせいか

朝ヨガを普段より長めにでき

それでも時間がある朝。

 

いつものように

お弁当の準備と簡単な朝食をしていた時

ふと  降りてきた。

 

これから9時間後に帰宅する自分。

必ず空腹で疲れている自分。

その時に何かを作るのは面倒な自分。

朝、今はこんなにエネルギーが

充満しているのに。

 

そんなお疲れさまの自分のために

塩トマトを作ろう。

 

トマトを刻みさえすれば数時間後に美味しい塩トマトができあがる。

 

冷たくてみずみずしいトマトを最高の気持ちで食べている自分を思い浮かべていた。

 

 

冷蔵庫には安くて箱買いしたトマトが

3個残っている。

朝だし切るのが面倒だから2個でもいいや。

無理はしない。

 

トマトを刻んでいく。

 

形や大きさなんかは特にこだわらなくていい。どこから切ってもいい。

どんな風にしてもいい。

そんな思いが、思いかけず切る楽しみになっていった。

 

ザクザクザクザク。

 

1個はあっという間に終わる。


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ザクザクザクザク。

 

2個終わる。

 

無心に切っていたら3個目も

終わっていた。


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この準備さえしておけば帰宅したときにすぐさまトマトにありつける。

 

想像することは楽しい。

想像することで気持ちが動く。

自分のために想像することは

なお楽しい時間である。

 

どんな環境や状況においても

想像力があれば切り抜けられること

あるかもしれない。

少なくとも私は

想像力に救われる場面に

これまでに何万回も出くわしている。

 

お疲れさまの自分のために

塩トマトを作る。

 

朝から満たされる。

 

少しだけ味見したくなり

朝食で食べてしまう。

漬かっていなくて まだまだの味。

9時間後が楽しみだ。


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