怒り表出
久しぶりに腹が立つ。
今朝、どこからか帰宅したツンツンは、土曜出勤の私に鍵を失くしたと言ってくる。
あまり時間がないので、よく探した方がいいとだけ言う私。
ツンツンは私の帰宅時間を聞いてくる。
鍵がないから家を空けられないので見通しを立てるために聞いてきたのか?わからないが。
ツンツンから離れると、これからどうなるのか?私はどこまで関わろうか等思いを巡らす。
と言う間に仕事に没頭。
今日は頭から湯気が出そうなほどの酷暑だった。外の作業をするとくらくらする。
仕事から帰宅すると、リビングにツンツンがいた。
「鍵はあったの?」
(この時点でやってしもうた!と後から気づく私)
「遺失物届けとか出した方がいいんじゃないの」
「あった」とツンツン。
「えっ⁉️ どこに」
「あった」
「家の中?」
「あった」
「君が言いたくないからそう答えているのはわかる。でもね、失くしたって朝、言われてから私も心配していたんだよ。それだけはいくらなんでもないんじゃない?」
「あった❗️」
頑として同じことを言い張るツンツン。私は感情のシャッターを降ろした。
その後の夕飯に関するツンツンとの会話は、いちいち私のことを否定してくるように感じ、話をしたくなかった。
ようやく夕飯を食べ始めると、いつも通りに何かを話しかけようとする雰囲気に私は感情のシャッターどころか視界もシャッターを降ろした。
食がすすまない。
一刻も早く、一人になりたい。
目をつぶって食べ、自室に行く。
一昨日から構想を練っていた部屋の模様替えを やおら始める。
家具の位置を変えて、心の位置も変わったようだ。
押してもダメなら
→引いてみな
ではなく、押すほどのエネルギーに欠ける自分に気づけよ。
一刻も早く離れたのは
自分の中では正解だったと感じる。
私は、そもそも今日は疲れているのだ。
そのエネルギーでは マイナスの言葉は受け入れられないだろう。
そんな風に思えたらスッとした気持ちになる。
ふと、「鍵はあった」とだけ言うツンツンが浮かぶ。どこにあったかを言うだけで 親が食いつきそうな話なのだろうな。親に食いつかれたくない場所ってどこかな? 女性関係かもしれないなあ。
一瞬のうちに想像が働く。
そして、手放す。
もぅどうでもよくなってきたのだ。
気がつくと怒りは
どこかに行ってしまっていた。