mariaki929’s diary

自分のままに

息子の優しさ

この4月からの家族の環境変化にどう対応していけばいいのか。

 

長男が実家に帰ってきて私と話し合いをする

長男の好物の鶏のネギソースを作って待つ

話し合いの項目を明確にしておく

せっかくの時間を無駄なくすすめるために準備をしておく

長男が帰って来て話し合いが始まる

誰かに伝えるときは自分と相手とが 納得するようにしないといけないよ。それには誰が見てもわかりやすいようにまとめておく。

いきなり内容に入るのではなく どんな話し合いにするのか組み立てておくことが大切なんだ。

私はいつもたくさん直される。

取ったメモを眺めると確かに話し合いの目的、ゴール、スケジュール、そのためのプロセス、アプローチ等が並ぶ。

これは今まで何回も言われていることである。私はなかなか身につかないのだ。

家族間の話とはいえ、長男のやり方はスッキリ明確で伝わりやすいなと感じる。この方法で提案すると弟たちに伝わることが多い。

自分の足りないところが浮き彫りになり恥ずかしい。

何言っているのかわかんないよ❗️といつも息子たちに言われてるし。

諸問題に関しての話し合いが終わる。

 

長男はこの春から海外勤務となる。

やっと、その話ができる。

会社のプロジェクトのことや上司や仲間の話。初めて聞くことばかり。いい人に恵まれて仕事をしていることが伝わってくる。海外に行くことに不安などなく、生き生きと語る姿が眩しく映る。

 

ごめんね。

いつも家族のことで相談にのってもらって。

本当は夢に向かって羽ばたく話をしたかったんだよね。

 

ごめんね。

 

長男は弟たちの将来に不安を抱き、私の何もせずに見守るという対応にも不安で、アプローチ方法に意見を言ってくるのだ。

 

長男が言う。

俺の願いはシンプルに弟たちが自分の力で自立してくれること。俺なんかの力がなくても

自分で進んで動いてくれたらそれでいいんだ。

 

長男の目指すところは

私の願いと重なっている。

大きく頷く。


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話が終わると翌日 長男は帰宅した。

 

私が長男の言う通りにできないと怒るし

怖くて理屈っぽくてめんどくさくて

何度も言わせないで覚えてと言うし

メモ取らないとダメだと言うし

謝るならばちゃんとやってと言うし

長男との話し合いとなると私は正直逃げ腰であった。自分がしていないことを棚にあげて。

そして、そのめんどくさいプランニングは

いつも一目瞭然で効果があるものとなっていた。

彼は弟たちが自分から動くように仕組みを作ってくれた。何のためにと言うと弟たちの将来のために。そしてそのやり方を私に覚えさせて自分がいなくても回るように ずっとやってきた。

彼の構想力は効果的で実践的だった。弟たちはやりたいことを見つけて動き始めた。親の私がいうのも何だが 本当にスゴい。いつこんなことを身につけたのだろうと感心する。

 

そうしたら本当に いなくなる日が近づく。

 

入社から待ち望んでいた海外勤務へ。

 

今まで

ありがとうね。

めんどくさいことに

労力を使わせてごめんね。

 

彼が羽ばたくことになり

嬉しそうな顔が見られて

私は心から嬉しく

 

嬉しいのに

涙腺崩壊

最近、涙もろい。