mariaki929’s diary

自分のままに

料理男子

今月だけ出勤日の夕飯を作ってくれない?

 

はっ⁉️何で⁉️

 

今月出勤する日は5日あるんだけど疲れちゃってさぁ、夕飯を作ってくれたら嬉しいんだ。

 

はっ⁉️意味わかんね。ちゃんと説明しろよ。

 

 

等々、イライラ募りながらも話した末に今日はツンツンのビストロの日となる(←勝手に名づけている)

 

いやはや、母の想像をはるかに越えた料理の内容でした。

 

(もしかして親バカか?)

 


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キノコのポタージュ

サワラのムニエル、小松菜のソース添え

ナスとエリンギのソテー


私が座っていると一皿ずつ出てきた。

 

ポタージュは絶妙な塩加減がキノコの風味を壊さずに優しい味がしていて

脂がのっているサワラに ふんわりとしたグリーンソースがマッチしていた。

ナスとエリンギは交互にサンドイッチ状になっていてそれぞれの野菜の食感が面白かった。エリンギを焼き網で焼いてからソテーしたことで香ばしさがアクセントになっていた。

後は小松菜のパスタ(写真なし)

どれもオリジナル。

私は初めてのものばかり。

キッチンは(チラリと見たところ)

フードプロセッサーやら調味料やらが散在していて いつもの私の料理法とは想定外の方法で作ったことを感じられた。


 

食べながら

「どれも美味しい❗️」

「このソース小松菜なんだ。小松菜とはわからないよ。発想がすごいね。作るの大変だったよね。時間かかった?」と聞くと

 

「こういう料理は作っておいておけないから出すタイミングを考えるのが大変だった。ママはいつもお腹すかせて帰ってきて座るとすぐに食べたい人でしょ。そしてあっという間に食べるから、それを考えながら出すのが大変だった。」

 

この言葉で温かい料理は温かくし茹でたてがいいものは時間を見計らって出してくれていたことを知る。



ふと以前した ツンツンとの会話が頭をよぎった。

料理作るのは好きだけど家族のために家族のことを考えて作るのは嫌だ。作るんだったら自分が食べるものがいい。だって、仮にママだとしたら俺とママは好きな物が全く違う。ママのために作ったら俺は何を食えばいいの?また別に作らなくてはならないじゃん。食べるものを妥協したくない。だから、もし料理を作るとしたら自分のためだけに作りたい。



 

料理への追求心だけではなく食べる人の気持ちを考えていたツンツン。彼の中に変化が起きていることを私は感じた。