母からの便りとマスク
母から手作りのマスクが届く。
マスクのやりとりは、ここのところ続いている。
母は、私が仕事に就いて働いていることを
心から喜んでくれている。
職場で必須アイテムであるマスクがあると嬉しいことを伝えるといろいろ工夫して手縫いで作ってくれている。
母は介護施設で暮らしていて 不要不急以外では外出できないことを嘆いていたが、最近はマスク作りが楽しくなってきたらしい。人の役に立つことをすることは自分の価値が認められた気分になるのかもしれない。
裁縫が苦にならない母は毎日少しずつ作っているようだ。
よく見ると、名前入りだった。
丁寧に刺繍されている。
いったい
何を考えているのか?
私を何歳だと思っているのか?
母に久々に
会いたくなった。